こんにちは、ごーやです。
私たちの選択や行動は、自分の中にあるたくさんの「当たり前」から成り立っています。
でも、当たり前すぎることほど、自分ではなかなか気づきません。
以前、何でも一人でしようとする同僚がいました。
「誰かに頼んだらいいじゃないですか〜」と言うと、「だって、迷惑かかるやん」と。
その人にとっては、「人に頼む=迷惑をかける」が当たり前。一方、私は「人に頼む=別に悪いことではない」が当たり前。
どちらが正しいということではなく、人によって持っている「当たり前」は違います。
でもこの何を「当たり前」に思っているかで、選択とその先の行動が変わってきます。
もし今、何かに苦しさやしんどさを感じているなら、
「私は何を当たり前だと思っているんだろう?」
と、一度目を向けてみてもいいかもしれません。
気づかないうちに「思い込み」に縛られている
「正社員でいないと」
「結婚しないと」
「嫌われないようにしないと」
世間の常識や、周りから言われてきたことが、いつの間にか自分にとっての「当たり前」になっていることがあります。
でも、その当たり前って本当にそうでしょうか?
本当に正社員でいないとダメ?
結婚しないとダメ?
誰からも嫌われないようにしないといけない?
もちろん、正社員でいることも、結婚することも、人との関係を大切にすることも悪いことではありません。
大切なのは、**「自分がそうしたいから選んでいるのか、それとも『そうしないといけない』と思って選んでいるのか」**ということ。
思い込みが強くなると、本当はほかにも選択肢があるのに、それが見えなくなることがあります。
「正社員を辞めたら生活できない」
「結婚しなかったら幸せになれない」
「嫌われたらここにいられない」
そんなふうに「こうするしかない」と思っていると、苦しくても、その場所や行動を選び続けてしまう。
だから、何かに苦しさを感じたときは、
「私は何を当たり前だと思っているんだろう?」
と、自分の中にある前提に目を向けてみる。
当たり前すぎて疑ったことがないだけで、それは「事実」ではなく、いつの間にか身につけた「思い込み」なのかもしれません。
思い込みは、これまでの経験や周りから言われてきたことをもとに、自分の中につくられてきたものです。
だからこそ自分で気づくことができれば、その「当たり前」を少しずつ変えていくこともできます。
思い込みを見つけるには?
では、自分がどんな思い込みを持っているのか、どうやって見つければいいのでしょうか。
思い込みは、自分にとって「当たり前」になっているので、一人で考えていてもなかなか見つけられないものです。
そこでヒントになるのが、自分の感情です。
出来事は同じでも人によって出てくる感情はさまざま。だからこそ、感情がヒントになります。
たとえば、
「人からどう思われるか不安」
「断りたいのに断れない」
「あの人の言動になぜかイライラする」
そんなふうに心が動いたとき、
「私は何を気にしているんだろう?」
「何がダメだと思っているんだろう?」
と、少し掘ってみます。
すると、
「人に迷惑をかけてはいけない」
「嫌われてはいけない」
「ちゃんとしていないといけない」
といった、自分の中の「当たり前」が見えてくることがあります。
感情は、自分でも気づいていなかった思い込みを見つけるヒントになります。
いらいらもやもやしたとき、そこには何かのサインがあるのです。
思い込みを手放す方法
思い込みは、これまで自分が「当たり前」としてきたこと。
だから、まずはその当たり前に、
「それって本当にそう?」
と問いかけてみます。
↓
「それって本当にそう?」と疑ってみる
↓
例外を探す
↓
新しい選択肢をつくる
そして、思い込みを手放していくうえで大きいのが、実際に今までとは違う行動をしてみることです。
たとえば私の場合、
「仕事を休む=周りに迷惑をかける。だから仕事は休んではいけない」
と、ずっと思っていました。
少しくらいしんどくても、「これくらいなら行かないと」と仕事に行っていました。
でも、自分の内側と向き合うようになってから、
「本当に休んだら迷惑がかかる?」
「当日に休んでいる人だっているよね」
「体調が悪いまま行くほうが、逆に迷惑をかけることもあるんじゃない?」
と、自分の「当たり前」を疑うようになりました。
そしてあるとき、実際に当日の朝、職場に電話をして休みました。
もちろん、電話するときはものすごく緊張しました。
でも、休めた。そのとき、
と、自分の中で小さなブレイクスルーが起きました。
頭の中で「休んでもいい」と何度考えても、それまでの思い込みはなかなか消えません。
でも実際にやってみて、
「思っていたようなことは起こらなかった」
「これをしても大丈夫だった」
という経験をすると、それまでの「当たり前」が少しずつ書き換わっていきます。
今でも休む連絡をするときは緊張します。
それでも以前のように「絶対に休んではいけない」ではなく、「必要なら休んでもいい」という選択肢を持てるようになりました。
思い込みは、さらに思い込みを強くする
たとえば、
「私は仕事ができない」
と思い込んでいる人がいるとします。
もちろん、仕事の中には苦手なことや、うまくできないこともあるかもしれません。
でも、それはその人の一部分です。
「私は仕事ができない」と思い込んでいると、ミスをしたときやうまくできなかったときばかりにスポットライトが当たるようになります。
反対に、
「人から感謝された」
「前よりできるようになった」
ということがあっても、そこにはなかなか目が向きません。
そして、
「ほら、やっぱり私は仕事ができない」
と、自分の思い込みをさらに強くしてしまいます。
自分が何を「前提」にしているかによって、同じ毎日の中でも、目に入ってくるものが変わってくるのです。
まとめ|「こうするしかない」を少し緩めてみる
私たちは誰でも、たくさんの「当たり前」や「思い込み」を持って生きています。
思い込みをすべてなくす必要はありません。
ただ、それによって自分が苦しくなっているのなら、
と、一度疑ってみる。
そして、無理に真逆の考え方に変えるのではなく、
「もしかしたら、そうじゃないかもしれない」
くらいでいい。
できそうなら、今までとは少し違う行動もしてみる。
「こうするしかない」と思っていたところに、もうひとつ選択肢が増えるだけでも、見える世界は少し変わります。
もし今、何かに苦しさを感じているなら、
「私は何を当たり前だと思っているんだろう?」
と、自分に問いかけてみてください。
その「当たり前」を少し疑うことが、自分を縛っていた思い込みを緩める一歩になっていきます。

