こんにちは、ごーやです。
仕事でミスをしたとき、
やろうと思っていたことができなかったとき、
何かに挑戦する前から、
そんな言葉を自分にかけていませんか?
誰かから「あなたって本当にダメだね」「そんなこともできないの?」と言われたら傷つくのに、自分に対しては同じような言葉を何度もかけてしまうことがあります。
そうして私たちは日々、頭の中で自分自身にたくさんの言葉をかけています。
こうした自分への言葉を「セルフトーク」といいます。
セルフトークはあまりにも自然に行っているため、自分がどんな言葉を自分にかけているのか意外と気づいていません。
でも、「できない」「ダメ」「もっとちゃんとしないと」と自分に言い続けていたら、いつの間にか、
という自分自身へのイメージをつくってしまうことがあります。
今回は、普段何気なく自分にかけている「セルフトーク」に目を向けながら、なぜ「私はできない人」という思い込みが生まれるのか、そして自分への言葉を見直す方法について考えてみたいと思います。
セルフトークとは?
セルフトークとは、簡単にいうと、自分の中で自分自身に語りかけている言葉のことです。
・疲れたなぁ
・私なら大丈夫
・どうせ私には無理
・もっとちゃんとしないと
声には出していなくても、私たちは日常の中で自分とたくさんの会話をしています。
何か失敗したときに、
「またやってしまった」
新しいことを始めようとしたときに、
「どうせ続かないだろうな」
仕事で責められたときに、
「やっぱり私は何をやってもダメだ……」
などと、自然に言葉が浮かんできます。
誰かに言葉をかけるときは、
「こんな言い方をしたら傷つくかな?」
と、一度頭の中で考えることがありますよね。
でも、自分への言葉は、そうやって考える間もなく自然と湧き上がってきます。
だからこそ、
「私ってダメだな」
「どうせ私には無理」
と繰り返していても、自分ではなかなか気づきません。
でもその何気ない言葉を一番近くで、毎日聞いているのは自分自身です。
では、そんな言葉を毎日のように聞き続けていると、自分自身にどんな影響があるのでしょうか。
厳しいセルフトークが「私はできない人」を強くしていく

たとえば、仕事でひとつミスをしたとします。
「ミスしちゃった」
で終われば、それはひとつの出来事です。
でも、そこから、
「またミスした」
「なんでこんなこともできないの?」
「ほんと仕事できないな」
と自分に言い続けると、いつの間にか、
という自分自身へのイメージに変わっていくことがあります。
そして一度「私はできない人」というセルフイメージを持つと、そのイメージに合う「できなかったこと」が目につきやすくなります。
たとえば、10個のうち9個できていたとしても、たった1個できなかったことに対して、
「ほら、やっぱり私はできない」
と思ってしまう。
昨日できたことより、今日失敗したこと。褒められたことより、注意されたこと。続けられたことより、続かなかったこと。
本当は「できていること」もあるのに、「私はできない人」というセルフイメージがあることで、できなかったことばかりを拾ってしまいます。
そして、
「やっぱり私はできない人なんだ」
と、自分の中にあるイメージをさらに強めていく。
するとまた、
「やっぱり私はダメ」
「もっとちゃんとしないと」
と、自分に厳しい言葉をかける。
↓
「私はできない人」と思う
↓
できなかったことに目が向く
↓
「やっぱり私はできない」と思う
↓
さらに厳しいセルフトークをする
このように、自分にかける言葉とセルフイメージが影響し合いながら、「私はできない人」という思い込みが少しずつ強くなっていくことがあります。
「できない自分」のセルフトークをやめるには
自分自身にずっと「私はできない」「私はダメ」といった言葉をかけ続けていると、だんだん苦しくなってきます。
では、そんなセルフトークをやめるにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは、自分が普段どんな言葉を自分にかけているのかに気づくことから始めてみます。
なぜなら、気づかないことにはやめることができないからです。
特にセルフトークを見つけやすいのは、感情が動いたとき。
人と話したあとにモヤモヤした。
周りの人と比べて焦った。
やろうと思っていたことができなかった。
そんなときに、
と問いかけて、頭の中に浮かんだ言葉を書き出してみます。
「またできなかった」
「なんでこんなこともできないの?」
「私ってダメだな」
「どうせ私には無理」
いろいろな言葉が出てくるかもしれません。
ここで大切なのは、その言葉を否定しないこと。
「こんなことを考えている私はダメ」
と責めてしまうと、今度はセルフトークに気づいた自分まで責めることになってしまいます。
厳しい声かけをしていることに気づいたら、
と、まずはそのまま認めてみます。
ノートやスマホに書き出してみるのもおすすめです。
頭の中にあるときは当たり前すぎて気づかなかった言葉も、文字にして外に出してみると、
「私、けっこう自分に厳しいこと言ってるな」
と、少し離れたところから自分のセルフトークを見ることができます。
それが、「私はできない」というセルフトークから離れていく最初の一歩です。
「できた」ことに目を向けてみる

「私はできない人」と思っているときほど、「できなかったこと」に意識が向きやすくなります。
断言します!1日すべての出来事で、できなかったばかりの日なんてありません。
「できなかった」ことばかりしか思い浮かばない人におすすめなのが、一日の終わりに「できたこと」を3つ書き出してみることです。
大きなことでなくて大丈夫です。
普段なら「できて当たり前」と流してしまうようなことも、あえて拾ってみます。
朝眠いのに起きれることって、当たり前ではないのです。眠たいのに起きた。それは「できた」ことなのです。
「できなかったこと」は、何もしなくても頭に残るのに、「できたこと」は意識しないとそのまま通り過ぎてしまうことがあります。
だからこそ、一日の終わりに
と振り返ってみる。
「できない自分」を無理に「できる自分」に変えるためではありません。
できなかったことだけではなく、できている自分もちゃんと見るためです。
できなかったことが1つあった日にも、そのほかにできていたことはたくさんあるかもしれません。
少しずつ拾っていくことで、
と、自分を見る視点が変わってきます。
「できなかった」と「できない人」は違う
もうひとつ意識したいのが、
「できなかった」と「できない人」を分けること。
この2つは似ているようで、違います。
=====
「今日は仕事でミスをした」
これは、その日に起こった出来事です。
でも、
「私は仕事ができない人」
となると、自分自身への評価になります。
「今日は勉強できなかった」と「勉強できなかった私はダメ」も同じではありません。
ひとつの出来事から、
と、自分全体を決めつけていないでしょうか。
私たちにはいろいろな一面があり、いる場所や周りの人によって、出てくる自分も違います。
ひとつの場面だけを見て「私はこういう人」と決めつけてしまうのは、もったいないことです。
何かうまくいかなかったときは、
と考えてみます。
「私はできない人」ではなく、「今回はできなかった」と捉えてみる。
そうすれば、
「何が難しかったんだろう?」
「次はどうしたらできそう?」
と、その先を考えることができます。
私たちは、ときどき「出来事」と「自分への評価」をくっつけてしまいます。
でも、それらは別のもの。
出来事は、出来事。それだけ。
「できなかった」に「だから私はダメ」をくっつけない。
出来事と自分への評価を分けて考えてみるだけでも、自分にかける言葉は少しずつ変わっていきます。
まとめ
私たちは毎日、頭の中で自分自身とたくさんの会話をしています。
頭のなかで自分自身に厳しい言葉をかけていると、いつの間にか
「私はできない人」
という自分自身へのイメージが強くなってしまうことがあります。
だからといって、無理に「私はできる人」と思い込む必要はありません。
まずは、
と、自分への言葉に気づいてみる。
そして、一日の終わりには、
と、できていることにも目を向けてみる。
もし何かがうまくいかなかったとしても、
「私はできない人」ではなく、
それだけかもしれません。
自分にかける言葉は、誰よりも近くで自分自身が聞いています。
だからこそ、自分を責める言葉ばかりになっていないか、ときどき立ち止まってみてみてください。

