こんにちは、隙間風があるのか部屋が寒いごーやです。顔が寒すぎて起きてしまう…
私の両親が袢纏を着ていた影響で、子供の時から冬は袢纏を着て過ごしていました。
そういうわけで私は
冬=袢纏(はんてん)
のイメージでした。
しかし大きくなるにつれて部屋着は袢纏ではなくスウェットやパーカーを着るようになり、袢纏から離れていきました…
そして2021年冬、関西なのに地面が凍るほど寒く、エアコンだけでは寒さがしのげないほどに…
大人になってから一度も袢纏を着ることなく過ごしてきましたが、本当にこの冬は寒すぎて、何かしのげないかと思い袢纏を約10年ぶりに着てみることに…
これが、思いのほか快適でした。
袢纏の機能性の良さを改めて感じました。
そもそも袢纏とは

袢纏(はんてん)とは、羽織に似ているが、わきに襠 (まち) がない、丈の短い上着
ウィキペディア
受験生が冬に着て、勉強にいそしむイメージがあります。
あとは、袢纏を着てこたつに入っているお母さんとか。
脱ぎ着しやすく、着ていても軽くて防寒性に優れています。
袢纏は江戸時代18世紀頃から、庶民の間で着用されるようになったとのこと。
江戸時代から現代まで変わらずあるってすごい!!
それだけいいということではないでしょうか。
袢纏はなぜ暖かいのか
袢纏には綿が入っています。
ふっくらと空気をたくさん含んだ中綿は、繊維の中が中空になっているので熱伝導率が低く熱が放出されにくい為、冬は大変暖かく着ることができます。
へたってきたと感じたら、日干しをすることにより湿気を放出して再度ふっくらするそう。
袢纏の何がいいのか
暖かい
今まで部屋着は、スウェットやパーカーを着ていましたが、首回りやおなか周りから空気が入ってきて気温が低いときは寒い…
そこで袢纏を着てみたところ、まったくそれを感じない!
おしりあたりまで長さがあり、首回りもしっかりガードしてくれるため、今まで寒く感じていたところが寒くない!
空気が入らないだけで暖かいです!
軽い
冬はたくさん着こんで厚着になり、その分重さも増しますが、袢纏は綿だから軽い!
とにかく軽い!
肩が凝らない!
動きやすい!
軽いので、着ることにまったく負担を感じません。
脱ぎ着しやすい
羽織るだけなので脱ぎ着がしやすい!
着るのが面倒くさくない!
袢纏は大きめの作りでゆったりと羽織れるため、
パジャマ+袢纏・パーカー+袢纏・セーター+袢纏
と何を着てても羽織れます。
約10年ぶりに羽織ってみた感想

袢纏離れしなければよかった、と思っています。
小さいころから着ていて、ありがたさに気づきませんでした。
離れてみて気づくことってありますよね…(誰やねん( ゚Д゚))
こんなに防寒性に優れたものはほかにないのではないでしょうか。
やはり昔から着続けているものは、それなりの理由があるのだと納得です。
この10年の間もタンスの中にはありましたが、
「袢纏かぁ…どうせ着ても寒さは変わらないんだろうなぁ」
と思い込んでいました。
浅はかでした…
袢纏を着る・着ないだと全然違います!
もし袢纏を着たことがない人がいればぜひ試していただきたいくらい、冬の防寒着におすすめの羽織りです!
商店街の服屋さんで今でも見るので、それだけ需要があるということですね。
お風呂上り、家から帰ってきた後、朝起きてから…など、羽織る場面はたくさんあります。
寒い冬に袢纏、本当におすすめです!